あばたもえくぼ
読み方
あばた も えくぼ意味
好きになった相手であれば、本来は欠点とされるものまで長所や魅力のように見えるということ。「あばた」は天然痘などの跡による顔のくぼみ、「えくぼ」は笑ったときにできる魅力的なくぼみをいう。恋愛に限らず、ひいきしている人や物を実際以上によく評価する場合にも使う。由来
「あばた」は顔に残る天然痘などの跡、「えくぼ」は笑顔の魅力とされる頬のくぼみを指す。好意を抱く相手なら、あばたさええくぼのように美しく見える、というたとえから生まれたことわざである。正確な成立時期は不明だが、江戸時代のことわざ・俗諺資料などに見られ、近世には広く定着していたと考えられる。備考
恋愛に関して使うことが多い表現だが、人物・作品・商品などをひいきして欠点まで良く見える場合にも使う。文脈によっては、盲目的な評価をやや皮肉に言う響きがある。例文
- 彼女にとっては、彼の少し不器用なところもあばたもえくぼなのだろう。
- 新入社員の提案には問題点もあるが、部長はお気に入りなのであばたもえくぼと褒めてばかりいる。
- 好きな作家の作品なら多少の欠点があっても、ファンにはあばたもえくぼに見える。
類義語
対義語
- 愛想が尽きる
- 粗が見える