三十にして立つ
読み方
さんじゅう にして たつ意味
30歳になって、学問・仕事・人格などの面で自分の立場や信念を確立し、他人に頼らず独り立ちすること。単に経済的に自立するだけでなく、人生の基盤を固めるという意味を含む。由来
中国古典『論語』の「為政」篇にある孔子の言葉「吾十有五にして学に志し、三十にして立つ」に由来する。「立つ」は、学問や人格、社会的な立場が確立することをいう。『論語』は孔子(紀元前551~479年)の言行を弟子らがまとめた書で、成立はおおむね紀元前5~3世紀頃とされる。日本には古くから伝わり、年齢の節目を表すことわざとして定着した。備考
孔子の人生観を示す言葉で、「十五にして学に志す」「四十にして惑わず」などと続く。現代では必ずしも30歳までの自立を求める表現ではなく、人生の節目を考える際に用いられる。例文
- 三十にして立つという言葉を目標に、三十歳までに専門性を身につけたい。
- 彼は三十にして立つの言葉どおり、若いうちから自分の仕事を確立した。
- 三十にして立つとはいえ、現代では年齢にこだわらず自分の道を築くことが大切だ。
類義語
- 独立自尊
- 一人前になる
- 而立
対義語
- 親のすねをかじる
- 自立できない