下手の考え休むに似たり
読み方
へた の かんがえ やすむ に にたり意味
能力や知識が十分でない人が一人で長く考え込んでも、よい考えや解決策はなかなか出ず、何もしないで休んでいるのと大差がない、という意味。分からないことは詳しい人に相談したり、実際に行動したりするほうがよい、という戒めを含む。由来
正確な初出や成立年は明らかではないが、江戸時代にはすでに広く使われていた俗諺とされる。「下手」は技量・知識が足りないこと、「休むに似たり」は休んでいるのとほとんど変わらないことを表す。両者を結び、未熟な者が独りで考え続けることの実りの少なさをたとえた表現である。備考
相手を「下手」と評価する響きがあり、直接相手に向けると失礼になりやすい。自分自身についてへりくだって言う場合や、親しい間柄で使う場合が比較的無難である。例文
- この設計の件は、私一人で悩んでも下手の考え休むに似たりだから、経験のある先輩に相談しよう。
- 分からない問題を何時間も抱え込むより、下手の考え休むに似たりと言うように、先生に質問したほうが早い。
- 彼は「下手の考え休むに似たりだ」と言って、専門家の意見を聞いてから方針を決めた。
類義語
- 餅は餅屋
- 三人寄れば文殊の知恵
- 一人の知恵より万人の知恵