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世に盗人の種は尽きまじ

読み方

よに ぬすびとのたねは つきまじ

意味

世の中から盗人、すなわち他人の物や利益を不正に奪う者は、決していなくならないという意味。盗みをする人は常に現れるため、社会から盗難や不正を完全になくすことは難しいという、やや厭世的な見方を表す。

由来

「盗人の種」は、盗人が生まれ出る原因やもとを植物の種にたとえた表現。「尽きまじ」は「尽きることはないだろう」という意味の古語的な言い方である。特定の作者・初出や成立年は明確ではないが、江戸時代(17~19世紀)にはことわざとして用いられていたとされる。

備考

「尽きまじ」は現代会話では古風で、ことわざとして引用する場合に主に使う。盗人は文字どおりの窃盗犯だけでなく、詐欺や不正を行う者を広く指して用いられることがある。

例文

  • 防犯カメラが普及しても、世に盗人の種は尽きまじで、手口を変えた詐欺は後を絶たない。
  • 祖父は戸締まりを確認しながら、「世に盗人の種は尽きまじというから、用心に越したことはない」と言った。
  • 制度を整えることは必要だが、世に盗人の種は尽きまじともいうので、継続的な監視も欠かせない。

類義語

  • 人の世に盗人の種は尽きまじ
  • いたちごっこ

このことわざに使われている漢字