五十歩百歩
読み方
ごじっぽ ひゃっぽ意味
少しの違いはあっても、本質的にはほとんど同じであり、優劣や良し悪しを比べるほどの差ではないこと。特に、同じような欠点や失敗を持つ者同士が、相手だけを非難したり優れていると思ったりすることにいう。由来
中国の儒教経典『孟子』「梁恵王章句上」に由来する。戦国時代(紀元前4〜3世紀ごろ)、戦場で五十歩逃げた兵が、百歩逃げた兵を臆病者だと笑うのは不当で、どちらも逃げたことに変わりない、という孟子のたとえから生まれた。日本には漢籍の受容を通じて伝わった。備考
「両者に差がない」よりも、「多少の差はあるが本質的には同じ」というニュアンスが強い。批判的・皮肉な文脈で使われることが多い。例文
- 彼の報告書も私の報告書も誤字だらけで、どちらがましかを争っても五十歩百歩だ。
- 値上げの幅は違うが、家計への負担という点では五十歩百歩だ。
- 遅刻した人が別の遅刻者を責めているが、五十歩百歩ではないか。