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人の七難より我が十難

読み方

ひとのしちなん より わがじゅうなん

意味

他人が七つの困難に遭っていることよりも、自分が抱える十の困難のほうが、本人にははるかに重大で切実に感じられるということ。人はとかく他人の苦しみには無関心になりやすく、自分自身の損失や苦労を優先して考えがちだという人情をいう。

由来

成立した作者・初出の時期は明確ではない。古くから伝わる日本のことわざで、「七難」「十難」は実際の数を数える表現ではなく、多くの災難・苦難を表す。「人の七難」と「我が十難」を対比させ、人が自分の苦労をより重く受け止める心理を表したものとされる。

備考

自分本位になりがちな人情を、やや批判的・自省的に述べる際に用いる。七と十は厳密な数ではなく、苦難の多さや重さを際立たせる表現である。

例文

  • 同僚の仕事が大変なのは分かるが、締切直前の自分には人の七難より我が十難だ。
  • 被災地への支援は大切だと思いつつ、生活が苦しくなると人の七難より我が十難という気持ちにもなりやすい。
  • 「人の七難より我が十難」と言うように、自分の問題ばかりに目を向けず、困っている人の事情にも耳を傾けよう。

類義語

  • 自分の痛みは人の痛みより重い

対義語

このことわざに使われている漢字