人を見て法を説け
読み方
ひとを みて ほうを とけ意味
相手の性質・能力・立場・理解度などをよく見極め、それにふさわしい教え方や話し方をしなさい、という意味。もとは仏教の教えであるが、現代では教育、指導、営業、交渉などで、相手に応じて方法を変えるべきだという意味でも使う。由来
仏教に由来することわざ。「法」は仏の教えを指す。教えを受ける人の素質や理解力などの「機根」に応じて説法するという、対機説法・随機説法の考え方を表したものとされる。特定の成立年は不明だが、古代インドで成立した仏教経典の思想が中国を経て日本に伝来し、日本では飛鳥~奈良時代以降に受容された。備考
「法」は法律ではなく、もともとは仏の教えを意味する。相手を差別したり、都合よく態度を変えたりする意味ではなく、相手に適した方法で導くという肯定的な表現である。例文
- 新入社員への研修では、人を見て法を説けという姿勢が重要だ。
- 同じ説明を繰り返すのではなく、人を見て法を説けと言うように、相手の理解度に合わせて話そう。
- 彼は顧客ごとに提案を変える。まさに人を見て法を説けを実践している営業担当者だ。
類義語
- 対機説法
- 随機説法
- 機に応じて法を説く
- 相手に応じて教える
対義語
- 杓子定規
- 十把一絡げ
- 画一的に扱う