人事を尽くして天命を待つ
読み方
じんじ を つくして てんめい を まつ意味
人としてできる限りの努力や手段を尽くしたうえで、その結果は人の力ではどうにもならない運命・天の意志に委ねて待つこと。最善を尽くすことを重視する言葉であり、何もしないで運任せにするという意味ではない。由来
中国の儒教的な「人の努力(人事)を尽くし、その後は天命に従う」という思想に基づく表現とされる。現在の「人事を尽くして天命を待つ」という定型句が、どの中国古典のどの箇所に初出するかは明確ではない。日本では近世以降に漢文・漢学の素養とともに広まり、ことわざとして定着した。備考
「天命」は人間の力を超えた運命・天の意志をいう。努力を怠って結果だけを待つ場面には適さない。やや硬い表現で、試験・仕事・勝負・医療など、重大な結果を待つ場面で用いられる。例文
- 試験に向けて復習も過去問演習もやり切った。あとは人事を尽くして天命を待つだけだ。
- 手術の成功のため、医療チームは可能な限りの準備を整えた。人事を尽くして天命を待つ心境で手術に臨む。
- 新規事業の計画を慎重に進め、必要な対策はすべて講じた。結果については、人事を尽くして天命を待つしかない。
類義語
- 人力を尽くして天命を待つ
- 人事を尽くして天命に聴く
- 尽人事而待天命
対義語
- 人事を尽くさず天命を待つ
- 運任せにする