勝てば官軍負ければ賊軍
読み方
かてば かんぐん まければ ぞくぐん意味
戦い・争いでは、勝った側は正当な政府・権力者として認められ、負けた側は賊・反逆者として非難されるということ。勝敗によって立場や評価が大きく変わり、必ずしも正義や道理だけで評価が決まるわけではない、という皮肉を含む。由来
江戸幕府が倒れた戊辰戦争(1868~1869年)で、天皇側についた新政府軍が「官軍」、旧幕府側が「賊軍」とされた状況を背景に、明治初年ごろから広まったとされる。勝者が公的な正統性を得て、敗者が反逆者扱いされるという歴史的現実を表した語である。正確な初出は明らかではない。備考
政治・戦争・競争などで、勝敗が正当性や評価を左右する状況を批判的・皮肉に述べる際に使う。敗者を一方的に「賊」とみなす表現なので、当事者への配慮が必要な場合がある。例文
- 政変の後、昨日までの指導者が反逆者として扱われるのを見ると、まさに勝てば官軍負ければ賊軍だ。
- 新製品の市場競争は厳しい。結果だけを見て評価する世界では、勝てば官軍負ければ賊軍になりかねない。
- 歴史を勝者の記録だけで判断してはいけない。勝てば官軍負ければ賊軍という面があるからだ。
類義語
- 勝者が正義
- 勝てば官軍
- 勝者は常に正しい
対義語
- 正義は勝つ
- 天網恢恢疎にして漏らさず