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医は仁術

読み方

い は じんじゅつ

意味

医術は単に病気を治すための技術ではなく、患者を思いやり、命を救おうとする「仁愛」の心にもとづくべきものだ、という意味。医師は利益や名誉を第一にせず、人を慈しみ救うことを使命とするべきだという医療倫理を表す。

由来

江戸時代前期から中期にかけての儒学者・貝原益軒(1630〜1714)の医療観に由来するとされる。益軒の『医戒』や『養生訓』に見られる「医は仁術なり」という考えが広まり、ことわざとして定着した。中国儒教の「仁」の思想を背景に持つ表現でもある。

備考

主に医師・医療従事者に求められる倫理や使命感を述べる表現。現代では医療だけでなく、専門的な技術を人のために用いる姿勢を説く際にも使われる。

例文

  • 患者の不安にも耳を傾ける姿勢こそ、医は仁術という言葉にかなっている。
  • 利益を優先するのではなく、医は仁術の精神で地域医療に尽くしたい。
  • 祖父は医師として、いつも「医は仁術だ」と言い、患者を家族のように大切にしていた。

類義語

対義語

  • 医は算術
  • 利己主義

このことわざに使われている漢字