命あっての物種
読み方
いのち あっての ものだね意味
命があって初めて、財産・仕事・名誉・将来の望みなどを得たり取り戻したりできる、という意味。どれほど大切な物事でも、命を失ってしまえば意味がないので、危険な状況ではまず命を大切にすべきだという戒めとしていう。由来
正確な成立時期や作者は不明です。江戸時代に広く親しまれた「江戸いろはかるた」の「い」の札として知られ、江戸時代にはことわざとして定着していたと考えられます。「物種」は、物事を生み出すもと・財産・資本となるものを意味し、命こそがあらゆる可能性のもとであることを表します。備考
「物種」は「ものだね」と読み、ここでは財産や将来の可能性を生み出すもとを指します。災害・事故・健康問題など、生命の安全を最優先にする場面で用いられます。例文
- 山で遭難したら荷物を惜しまず捨てなさい。命あっての物種だ。
- 事業に失敗しても、命あっての物種なのだから、健康を取り戻してから再出発すればよい。
- 危険な場所へ無理に戻る必要はないよ。命あっての物種というだろう。
類義語
- 死んで花実が咲くものか
- 生きてこそ
対義語
- 命より名を取れ
- 命を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ