墓に布団は着せられず
読み方
はか に ふとん は きせられず意味
人は死んで墓に入ってしまえば、布団を着せるような快適さや財産を享受することはできないということ。死後のために必要以上に財産をため込むより、生きている間の暮らしや楽しみ、人のために金を使うことの大切さをいう。由来
由来となる特定の中国故事や作者は明確ではなく、庶民の生活感覚から生まれたことわざとされる。死者を墓に葬る際、墓の中では生前のように布団を掛けて休ませることはできない、という具体的なイメージで、財産は死後には役立たないことを表した。成立した正確な年代・時代は不明である。備考
浪費を勧める言葉ではなく、死後に財産を持ち込めない以上、生きている間の充実や有意義な使い方を大切にしようという趣旨で用いる。やや教訓的・口語的な表現。例文
- 老後が心配だからと何でも我慢するのではなく、墓に布団は着せられずという気持ちで、たまには旅行を楽しもう。
- 父は「墓に布団は着せられずだ」と言って、貯金の一部を孫たちの学費に充てた。
- 遺産を増やすことだけに執着している友人に、墓に布団は着せられずという言葉を思い出してほしいと思った。
類義語
- あの世に金は持って行けない
- 死んで花実が咲くものか
- 生きているうちが花
対義語
- 生きているうちが花
- 後生大事にする