大事の前の小事
読み方
だいじ の まえ の しょうじ意味
大きな目的や重大な事柄を成し遂げようとするときには、それに比べて重要性の低い細かい事柄に過度にこだわるべきではない、という意味。全体の利益や優先順位を見て判断することをいう。ただし、小事を完全に無視してよいという意味ではない。由来
特定の古典作品や成立年を確定できる語源は明らかではない。「大事」と「小事」を対比させ、大きな目的のためには枝葉の問題にとらわれないという考えを表した日本語の慣用的なことわざとして定着したものとされる。成立時期は不詳。備考
「小さなことを軽視してよい」という免罪符ではなく、大局的な優先順位を示す表現。品質・安全・法令に関わる事柄には、安易に用いないほうがよい。例文
- 新製品の発売を目前に控えた今、包装の細かなデザイン変更は大事の前の小事だ。
- チームの目標達成を考えれば、個人間の小さな行き違いは大事の前の小事として話し合って解決しよう。
- ただし、安全確認まで大事の前の小事だと考えて省くのは危険である。
類義語
- 枝葉末節
- 瑣末なこと
- 細事にこだわらない
- 大局を見失わない
対義語
- 小事が大事を生む
- 小事をおろそかにするな
- 塵も積もれば山となる