あの声で蜥蜴食らうか時鳥
読み方
あの こえで とかげ くらうか ほととぎす意味
美しい声で鳴く時鳥が、意外にも蜥蜴を食べるという取り合わせから、外見・声・態度などから受けるよい印象とは裏腹に、その人の行動や本性が粗野・残酷・下品であることをいう。人は見かけや口調だけでは判断できない、というたとえ。由来
江戸時代の川柳に由来するとされ、18世紀に編まれ始めた川柳集『誹風柳多留(はいふうやなぎだる)』に見られる句として知られる。初出の巻・年については資料によって扱いが異なる。美しい鳴き声で知られる時鳥と、蜥蜴を食らうという野性的な姿との落差を面白がった表現である。備考
相手の見かけや口調と本性・行動の落差を、批判的・皮肉にいう表現。人に直接向けると強い非難や侮辱になり得るため、使用場面には注意が必要。例文
- 彼は上品でやさしそうな話し方をするが、部下には暴言ばかりだ。まさに「あの声で蜥蜴食らうか時鳥」だ。
- 候補者の演説は立派だったのに、当選後は公約を次々に破った。あの声で蜥蜴食らうか時鳥とはこのことだ。
- 店員の愛想のよさだけを信用して契約するのは危ない。あの声で蜥蜴食らうか時鳥という場合もある。
類義語
- 人は見かけによらぬもの
- 見かけによらない
- 羊頭狗肉