いずこも同じ秋の夕暮れ
読み方
いずこ も おなじ あき の ゆうぐれ意味
どこへ行っても事情や様子は大して変わらず、期待したほどの違いや面白さはない、というたとえ。秋の夕暮れがもつ寂しさ・もの寂しさになぞらえ、どこにいても同じように寂しい、または変わり映えしないという諦めや皮肉を表す。由来
「秋の夕暮れ」が古来、寂寥感や哀愁を象徴する表現であったことを背景にもつことわざ。特定の作者や初出は確定していないが、江戸時代(17~19世紀)にはいろはかるたなどに見られ、広く知られるようになったとされる。「何処(いずこ)」は「どこ」の古風な言い方。備考
「何処」は「いずこ」と読む古風な語。日常会話より文章で用いられ、諦め・皮肉・寂しさを含むことが多い。「どこも同じ秋の夕暮れ」ともいう。例文
- 新しい職場なら悩みがなくなると思ったが、人間関係の難しさは変わらない。いずこも同じ秋の夕暮れだ。
- 何軒も店を見て回ったが、値段も品ぞろえも似たようなものだった。いずこも同じ秋の夕暮れ、というところだ。
- 都会へ出れば孤独も薄れると思っていたが、かえって寂しかった。いずこも同じ秋の夕暮れなのかもしれない。
類義語
- どこも同じ秋の夕暮れ
- どこも同じ
- 帯に短したすきに長し