やはり野に置け蓮華草
読み方
やはり のに おけ れんげそう意味
蓮華草は野原に咲いているのが最も美しいように、物事や人にはそれぞれ最もふさわしい場所・環境・役割があるということ。人をその人の持ち味を生かせる場所に置くべきだ、という意味でも用いる。由来
昭和期の俳人・高野素十(たかの すじゅう、1893〜1976)の俳句として広く知られる。「蓮華草は野にあるのが自然で美しい」という情景を、人や物にふさわしい居場所があるというたとえにしたもの。句の正確な初出年は特定しにくいが、昭和前期に詠まれた句とされる。備考
人や物は本来ふさわしい場所にあるのがよい、という肯定的な比喩。ただし、相手を現在の場から排除するように聞こえる場合もあるため、他人に直接言う際は配慮が必要。例文
- 都会での仕事が合わない彼には、自然に囲まれた故郷で働くほうがよさそうだ。やはり野に置け蓮華草ということだろう。
- 彼女は企画部に異動してから才能を発揮している。やはり野に置け蓮華草だね。
- 子どもを親の希望だけで進路に押し込むのではなく、やはり野に置け蓮華草という考えで、本人に合う道を探したい。