一人口は食えぬが二人口は食える
読み方
ひとりぐち は くえぬ が ふたりぐち は くえる意味
一人では生活を成り立たせにくくても、二人なら働き方や家事を分担し、助け合うことで暮らしていけるということ。とくに、夫婦になって協力すれば生活の基盤を築ける、という意味で用いる。「食う」は、単に食事をするのでなく「生活する・生計を立てる」の意。由来
民間で伝えられてきた生活に関することわざで、成立した正確な年・作者は不明です。農業や家業などで、夫婦・家族が労働や家事を分担することが生活を支えるという、近世以前からの共同生活の実感を背景に広まったと考えられます。備考
「人口」はここでは人数・食べる口数を表す古い言い方です。現代では結婚を当然視する表現と受け取られる場合もあるため、引用時は時代的な価値観を含むことに配慮します。例文
- 祖父は、結婚を迷う兄に「一人口は食えぬが二人口は食えるというから、互いに支え合える相手を大切にしなさい」と話した。
- 店を夫婦で切り盛りしている二人は、「一人口は食えぬが二人口は食える」の言葉どおり、役割を分けて苦境を乗り越えた。
- 昔は一人口は食えぬが二人口は食えるといわれ、結婚して家業を協力して営むことが重視された。
類義語
- 二人寄れば文殊の知恵
- 一人より二人