一利あれば一害あり
読み方
いちり あれば いちがい あり意味
一つの利益や長所があれば、必ずそれに伴う損害・欠点・不都合もあるということ。物事には良い面だけでなく悪い面もあるため、利益だけに目を奪われず、両方をよく考えるべきだという教え。由来
中国の古典に見られる、利益には害が伴うという思想を背景とする表現とされる。ただし、「一利あれば一害あり」という現在の定型句そのものについて、成立した時代や単一の明確な出典は特定されていない。江戸時代以降のことわざ・教訓表現として広く用いられてきた。備考
利益と損害、長所と短所が表裏一体であることを述べる際に使う。物事を否定する表現ではなく、利点と欠点を冷静に比較・検討するよう促す教訓である。例文
- 新しいシステムは業務を効率化できるが、導入費用もかかる。一利あれば一害ありだ。
- 車があれば移動には便利だが、維持費や事故の危険もある。一利あれば一害ありということを忘れてはいけない。
- 値下げは客を増やす一方で利益を減らす可能性もあるため、一利あれば一害ありの考え方で慎重に判断した。
類義語
- 一長一短
- 利あれば害あり
- 得あれば失あり
- 功あれば罪あり