三尺下がって師の影を踏まず
読み方
さんじゃく さがって し の かげ を ふまず意味
弟子は師に深い敬意を払い、決して無礼な振る舞いをしてはならないという意味。師のすぐ後ろを歩けば影を踏むことになるため、三尺(約90cm)ほど距離を置いて歩くほど、師を敬うべきだというたとえである。現在は、先生・師匠・指導者などへの礼節を重んじる態度をいう。由来
「尺」は古い長さの単位で、1尺は約30.3cm、三尺は約90cmに当たる。弟子が師の影さえ踏まないよう、後ろに距離を取って歩くという、師弟間の厳しい礼法・敬意を表した表現である。ことわざとしての正確な初出や成立年代は明確ではないが、近世以前から伝わる師弟倫理や礼儀観を背景とする語とされる。備考
文字どおり師の後ろを三尺離れて歩く場面だけでなく、師や指導者に対する敬意・謙虚さの比喩として用いる。現代では過度な上下関係を肯定する意味ではなく、礼節を示す表現として使うのが一般的である。例文
- 先生の後を歩くときは、三尺下がって師の影を踏まずという気持ちで、礼儀を忘れないようにしている。
- 武道の道場では、三尺下がって師の影を踏まずの教えを通じて、師匠への敬意を学ぶ。
- 私は恩師の助言を受ける際、三尺下がって師の影を踏まずの姿勢を大切にしている。
類義語
- 師を敬う
- 師弟の礼を守る
- 一日之長
対義語
- 師を軽んじる
- 師の影を踏む
- 敬意を欠く