下には下がある
読み方
した には した が ある意味
自分より地位・能力・暮らし向きなどが低いと思う人がいても、さらにその下にはもっと恵まれない人や劣る人がいる、ということ。人を見下して優越感を抱くことへの戒めとして、また自分の境遇を悲観しすぎないためにも用いる。由来
「上には上がある」と対になる表現として古くから用いられてきたことわざである。特定の作者や成立年は明らかではない。人の優劣や境遇には際限がなく、下を比べればさらに下があるという社会的な観察を表したもの。備考
人を見下す文脈では冷たく響くことがあるため注意が必要。「上には上がある」と並べ、優劣を過度に比べないという教訓として使われることも多い。例文
- 彼は自分の成績が悪いと嘆いていたが、下には下があるのだから、まずは今できる努力をしよう。
- 少し給料が高いからといって同僚を見下してはいけない。下には下があるという考え方は、決して自慢の理由にはならない。
- 景気が悪くても、下には下があると言って安心するのではなく、困っている人を助けることが大切だ。
類義語
- 下を見ればきりがない
- 下には下があるものだ
対義語
- 上には上がある
- 上を見ればきりがない