下種の後思案
読み方
げす の あとじあん意味
愚かな人は、物事を行う前には十分に考えず、失敗したり機会を逃したりした後になってから、あれこれと考え出すということ。手遅れになってから知恵を巡らせても役に立たない、という批判的な意味で使う。由来
「下種」は身分や品性が低い者を見下していう古い語で、「後思案」は事が済んだ後で考えを巡らせることをいう。両語を結んで、前もって考えず後から知恵を出す人を嘲る表現となった。正確な初出や成立年代は明確ではないが、近世以降に定着したことわざとされる。備考
「下種」は他人を卑しめる強い語であり、現代では人に直接向けて使うと侮辱的になる。ことわざとして引用する場合でも、相手や場面に注意が必要。例文
- 契約書をよく確認せずに署名し、問題が起きてから条項を読み直すのは、まさに下種の後思案だ。
- 会議が終わって決定が覆せなくなってから名案を出しても、下種の後思案と言われかねない。
- 失敗を悔やむだけでなく、次回は事前に準備しよう。下種の後思案で終わらせてはいけない。