下衆と鷹とは餌で使え
読み方
げす と たか と は え で つかえ意味
身分の低い者と鷹は、餌や褒美を与えれば思いどおりに使える、という意味。転じて、人を働かせたり味方にしたりするには、報酬や利益を与えることが必要だという考えを表す。ただし「下衆」は他者を見下す語であり、現代では差別的・侮蔑的に受け取られ得る。由来
出典は、武田家に関する軍学書・逸話集である『甲陽軍鑑』とされることが多い。内容は主に戦国時代(16世紀)の武田信玄・勝頼の時代に関わるが、書物としては江戸初期、17世紀ごろに編纂・成立したと考えられている。鷹狩りで鷹を餌によって訓練・使役することと、人を褒美で動かすという当時の身分意識を結び付けた表現である。備考
「下衆」は本来、身分の低い人を指した語ですが、現在は強い侮蔑語です。ことわざとしての歴史的理解にとどめ、日常会話や職場で他人に用いるのは避けるべきです。例文
- 戦国時代を題材にした小説には、武将が「下衆と鷹とは餌で使え」と語り、褒美によって人を動かそうとする場面がある。
- 彼は部下に十分な報酬を与えるべきだという意味で、このことわざを引き合いに出した。
- 「下衆と鷹とは餌で使え」という発想は、相手を見下す表現を含むため、現代の職場では使わないほうがよい。
類義語
- 人を使うには金を使え
- 下種と鷹は餌で使え