下衆の勘繰り
読み方
げす の かんぐり意味
心の卑しい者が、他人の言動を悪いほうに推測し、根拠なく疑ったり裏の事情を詮索したりすること。また、そのような疑い深く下品な考え方をいう。由来
「下衆」は身分や品性が低い者、「勘繰り」は事情をあれこれ推測して疑うことを表す語である。この二語が結び付いた表現で、特定の作者・初出や成立年は明確ではない。近世(江戸時代)頃から見られる「下種/下衆」を用いた俗語的表現の流れの中で定着したと考えられる。備考
相手をたしなめる強い否定的表現であり、使うと失礼になりうる。「下種の勘繰り」とも書く。「下衆」は現代では侮蔑的な語なので、使用場面には注意が必要。例文
- 彼が少し親切にしただけで、何か裏があるのではないかと疑うのは、下衆の勘繰りだ。
- 二人が話しているところを見ただけで不倫だと決めつけるのは、下衆の勘繰りにすぎない。
- 事情を知らないうちから悪い噂を広めるのは、下衆の勘繰りだからやめなさい。
類義語
- 邪推
- 穿鑿
- うがった見方
- 悪意のある憶測
対義語
- 善意の解釈
- 素直な受け取り方
- 好意的に見る