乞食にも門出
読み方
こじき にも かどで意味
どれほど貧しく恵まれない人にも、人生の新しい出発を迎えたり、祝われたりする晴れがましい機会はある、というたとえ。転じて、誰にでもよい時や喜ばしい時は訪れるという意味でいう。由来
「乞食」は、施しを受けて生活する人を指した古い語で、「門出」は家の門を出て旅立つことから、新生活の始まりや祝いの出発を意味する。この二語を結び、最も困窮した人にも晴れの出発があるとたとえたことわざである。正確な成立年代・初出文献は不詳。備考
「乞食」は現代では差別的・侮蔑的と受け取られる語であるため、日常会話での使用は避けるのが望ましい。引用・研究・歴史的説明など、必要な文脈で扱う表現である。例文
- 古いことわざに「乞食にも門出」というが、苦しい状況にいる人にも新しい出発を祝う機会は訪れる。
- 郷土資料には、「乞食にも門出」は誰にでも晴れがましい時があるという意味だと説明されている。
- 長い療養を終えて就職する娘を見送り、祖父は古い言い回しの「乞食にも門出」を引いて、その門出を喜んだ。
類義語
- 乞食にも正月
- 誰にも晴れの日がある