乞食を三日すればやめられぬ
読み方
こじき を みっか すれば やめられぬ意味
いったん苦労をせずに暮らせる安易な生活に慣れてしまうと、まじめに働いたり努力したりする元の生活には戻りにくくなる、というたとえ。人は楽な方へ流されやすいことへの戒めである。由来
成立した正確な年や最初の出典は明らかではないが、近世(江戸時代)以降に用いられてきたことわざとされる。「乞食」は本来、施しを乞うこと、またはその人を指した語である。働かずに施しを受ける生活を「楽な生活」の比喩として捉え、いったんその状態に慣れると抜け出しにくいという当時の価値観を表した。備考
「乞食」は現代では差別的・侮蔑的と受け取られやすい語である。歴史的なことわざとして説明する場面以外では、安易に人へ向けて使わないことが望ましい。例文
- 安易なもうけ話に頼り続けると、乞食を三日すればやめられぬというように、地道に働く意欲を失いかねない。
- 便利なサービスに頼りきりではなく、自分でできることは続けなさい。乞食を三日すればやめられぬ、という戒めもある。
- このことわざは、楽な状態に慣れる怖さを説く表現として紹介されるが、現代では言葉の背景にも配慮して用いる必要がある。
類義語
- 安逸に慣れると元に戻れない
- 楽を覚えると苦労に戻れない
対義語
- 働かざる者食うべからず
- 若い時の苦労は買ってでもせよ