二兎を追う者は一兎をも得ず
読み方
にと を おう もの は いっと を も えず意味
同時に二つのことを手に入れようとして欲張ると、努力や注意が分散し、結局はどちらも成功しないというたとえ。目標をしぼり、優先順位をつけて取り組むことの大切さを表す。由来
西洋に広く見られる「二羽の野兎を追う者は一羽も捕らえられない」という趣旨のことわざに由来するとされる。日本では近代以降、主に明治時代(1868~1912年)に西洋の格言・ことわざの翻訳として定着したと考えられるが、最初の使用時期や訳者は明確ではない。備考
欲張って複数の目標を同時に追うことへの戒めとして使う。単に二つの仕事を並行すること自体を否定する表現ではなく、力が分散して失敗する状況で用いる。西洋由来だが、日本語の標準的なことわざとして定着している。例文
- 資格の勉強も転職活動も同時に完璧に進めようとしているが、二兎を追う者は一兎をも得ずにならないよう、まず優先順位を決めたほうがいい。
- 新規事業をいくつも立ち上げるより、今は主力商品の改善に集中しよう。二兎を追う者は一兎をも得ずというからね。
- 大会直前に二つの競技へ参加するのは無理がある。二兎を追う者は一兎をも得ずにならないよう、一つに絞った。