京に田舎あり
読み方
きょう に いなか あり意味
大都市・京都の中にも、またはすぐ近くにも、田園的で素朴な土地があるということ。一般には「京に田舎あり、江戸に田舎なし」という形で、京都は市街地の周辺に農村や山里が近いのに対し、江戸は市街が広く続いていたことを対比していう。由来
京都と江戸の都市の広がり方を対比した江戸時代の俗諺とされる。盆地にある京都は、市街地から少し離れると田畑や山里に至りやすかった一方、江戸は広い城下町・市街地が続いていたという土地事情が背景にある。正確な初出年・成立年は不詳で、「京に田舎あり、江戸に田舎なし」と対句でいう形がよく知られる。備考
現代の京都を「田舎だ」と低く評価する表現ではなく、主に京都と江戸の歴史的な都市構造を表した語である。単独よりも「京に田舎あり、江戸に田舎なし」の形で用いられることが多い。例文
- 京都は中心部から少し足を延ばすだけで自然が豊かで、まさに「京に田舎あり」だと感じた。
- 古い案内書には、京都の土地柄を「京に田舎あり」と表す言い回しが見られる。
- 都会的な町並みのすぐそばに畑が残る様子を見て、祖父は「京に田舎ありというからね」と話した。
類義語
- 京に田舎あり、江戸に田舎なし
対義語
- 江戸に田舎なし