亭主三杯客一杯
読み方
ていしゅ さんばい きゃく いっぱい意味
酒席で客に酒を勧める際は、主人がまず三杯ほど飲み、客には一杯程度にするのが礼儀だということ。人に酒などを勧めるなら、自分だけ飲まずに相手へ無理強いしないよう、まず自ら飲んで示すべきだという接待上の心得をいう。由来
正確な成立年や初出の文献は明らかではない。近世以降の酒宴における接待・献酬の作法を背景に生まれたと考えられる。「亭主三杯客一杯、後は勝手に飲むがよい」と続けていうこともあり、主人が客に酒を強く勧めすぎないための心得を表す。備考
酒を飲めない人や未成年者に飲酒を勧める趣旨ではない。現代では、飲酒の可否や量は本人の意思に委ね、無理に勧めないことが重要である。例文
- 酒宴では「亭主三杯客一杯」というから、客にばかり酒を勧めず、私も先にいただこう。
- 祖父は客をもてなすとき、亭主三杯客一杯の作法を大切にしていた。
- 彼は亭主三杯客一杯を持ち出したが、現代の会食では飲酒の強要にならないよう相手の意思を確認すべきだ。