人に七癖我に八癖
読み方
ひと に ななくせ われ に やくせ意味
他人にもそれぞれ癖や欠点があるが、自分にはそれ以上に多くの癖や欠点があるかもしれない、という意味。人の欠点ばかりをあげつらう前に、自分自身を反省すべきだという戒めとして用いる。由来
古くから伝わることわざで、特定の作者や正確な初出の時期は不明である。「七」「八」は実数を厳密に示すものではなく、「多いこと」を表す数として用いられている。人には七つ、自分にはさらに一つ多い八つの癖があるとすることで、他人を批判するより自己反省が大切だという考えを表した。一般に「人に七癖我が身に八癖」ともいう。備考
「癖」は単なる習慣だけでなく、性格上の欠点や直したほうがよい振る舞いも指す。相手を非難する場面より、自戒や謙遜を示す場面で使うと自然である。例文
- 同僚の仕事の遅さを責める前に、自分にも改善すべき点がないか考えよう。人に七癖我に八癖というからね。
- 彼は他人の失敗には厳しいが、人に七癖我に八癖という言葉を忘れてはいけない。
- 会議で部下を注意した後、自分の説明不足にも気づいた。まさに人に七癖我に八癖だ。
類義語
- 人の短をいうなかれ己の長を説くなかれ
- 人の欠点は目につきやすい
- 人の振り見て我が振り直せ
対義語
- 人の振り見て我が振り直せ
- 己を知る