人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如し
読み方
ひとの いっしょうは おもにを おうて とおき みちを ゆくが ごとし意味
人の生涯は、重い荷物を背負って長い道のりを歩くように、苦労や忍耐を要するものだというたとえ。困難があっても焦らず、辛抱強く一歩ずつ進むことの大切さを説く。由来
徳川家康の遺訓として広く知られる「東照宮御遺訓(とうしょうぐうごゆいくん)」の冒頭にある句で、後には「急ぐべからず」と続く。もっとも、家康自身が残した一次資料であることを裏付ける確かな史料は乏しく、成立時期は不明である。後世、江戸後期から明治期にかけて広まった家康の教訓・偽託の可能性を指摘する説もある。備考
「負うて」は「負って」、「遠き」は「遠い」に当たる古風な表現。家康の言葉として引用されることが多いが、家康の真作かどうかは確定していない。例文
- 祖父は就職に悩む私に、「人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如しだ。焦らず自分の道を進みなさい」と言った。
- 事業が思うように進まないときこそ、人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如しという言葉を思い出し、粘り強く改善を続けた。
- 目先の失敗だけで将来を悲観せず、人の一生は重荷を負うて遠き道を行くが如しと考えて、一歩ずつ努力を重ねよう。