人の宝を数える
読み方
ひとの たからを かぞえる意味
他人の財産や成功、知識などを眺めたり数えたりしているだけでは、自分の利益や成長にはならないというたとえ。人をうらやんだり、知識を蓄えるだけで実行に移さなかったりすることを戒める言葉。由来
仏教経典・論書に見られるたとえに由来するとされる。インドで2~3世紀ごろに成立したとされる『大智度論』には、貧しい人が昼夜に他人の宝を数えても自分には半銭もない、という趣旨の表現がある。これが日本で「人の宝を数える」ということわざとして定着した。備考
「数うる」と表記されることもある。単に他人の財産をうらやむ場合だけでなく、知識や情報を得るだけで自分の行動・実践につなげない場合にも用いる。例文
- 他社の売上を分析するだけで自社の改善をしないのは、人の宝を数えるようなものだ。
- 資格の知識を暗記するだけで実践しなければ、人の宝を数えるに等しい。
- 友人の成功をうらやんでいるだけでは、人の宝を数えるだけで終わってしまう。
類義語
- 絵に描いた餅
- 机上の空論
対義語
- 知行合一
- 実を取る