人の痛いのは三年でも辛抱する
読み方
ひと の いたい の は さんねん で も しんぼう する意味
他人の苦痛や苦労は自分自身が直接受けるものではないため、長い間でも我慢していられる、という意味。人は他人のつらさには鈍感になりがちで、その苦しみを本当には理解しにくいことを皮肉にいう。由来
正確な初出の年代や作者は明らかではない。古くから口承で伝わってきたことわざで、「自分の痛みには弱いが、他人の痛みには無関心でいられる」という人情の一面を表した表現である。江戸時代以降のことわざ集などにも類似の趣旨の表現が見られる。備考
他人への無理解や冷淡さを批判・自省する際に使う。相手を直接非難するように聞こえることがあるため、対人場面では使い方に注意が必要。例文
- 残業続きで部下が疲弊しているのに上司が仕事を増やすとは、人の痛いのは三年でも辛抱するということだ。
- 被災地の苦労を遠くから批判するだけではいけない。人の痛いのは三年でも辛抱する、と言われないよう支援に目を向けよう。
- 他人の病気を軽く考えていたが、自分が同じ症状になって初めて大変さが分かった。人の痛いのは三年でも辛抱するとはよく言ったものだ。
類義語
- 対岸の火事
- 他人の痛みは分からない
- 人の苦しみは分からない
対義語
- 我が身をつねって人の痛さを知れ
- 人の痛みを我が痛みとする