人を呪わば穴二つ
読み方
ひと を のろわば あな ふたつ意味
他人に害を与えようとすれば、相手だけでなく、いずれ自分にも災いが返ってくるというたとえ。人を呪い殺そうとする者は、相手を葬る穴のほかに、自分も報いを受けて葬られる穴を一つ用意することになる、という意味である。由来
中世の軍記物語『太平記』(14世紀後半に成立)に見られる表現に由来するとされる。「穴」は死者を埋める墓穴を指し、人を呪い殺そうとするなら、相手のための穴と、報復や罪の報いで死ぬ自分のための穴の二つが必要になる、という考えを表す。備考
「穴」は墓穴のこと。実際の呪術を勧める表現ではなく、他者への悪意や加害が自分にも悪い結果を招くという戒めとして用いる。例文
- 競争相手の悪評を広めようとするのはやめなさい。人を呪わば穴二つというよ。
- 彼は同僚を失脚させようとして不正が発覚し、自分も処分された。まさに人を呪わば穴二つだ。
- 復讐心に任せて相手を傷つければ、結局は自分も苦しむ。人を呪わば穴二つという言葉を忘れてはいけない。
類義語
対義語
- 情けは人の為ならず
- 人を助けるは我が身を助ける