人を謗るは鴨の味
読み方
ひとを そしるは かものあじ意味
他人の欠点や失敗を悪く言うことは、鴨肉を食べるようにおいしく、つい楽しんでしまう、という意味。人の悪口は話題として人を引きつけやすいことをいうが、悪口を戒める意味合いで使われることが多い。由来
はっきりした出典や成立年は不明である。「鴨の味」は、鴨肉が美味なものとして親しまれてきたことを表す。人を謗る(悪く言う)行為に感じる一時的な快感を、鴨肉のおいしさになぞらえて作られたことわざで、江戸時代以降のことわざとして伝わる。備考
「謗る」は「そしる」と読み、非難する・悪く言う意。自分への戒めや、他人の悪口を楽しむ態度への批判として使う。現代の日常会話ではやや古風な表現である。例文
- 会議の後、同僚の失敗を面白おかしく話す彼を見て、「人を謗るは鴨の味」と言いたくなった。
- 人を謗るは鴨の味というが、悪口で盛り上がる会話は、結局だれのためにもならない。
- SNSでは、人を謗るは鴨の味とばかりに、他人を攻撃する投稿が広がることがある。
類義語
- 悪口は蜜の味
- 他人の不幸は蜜の味
- 人の口に戸は立てられぬ
対義語
- 人の短を言うな己の長を語るな
- 人の振り見て我が振り直せ