人垢は身につかぬ
読み方
ひとあか は み に つかぬ意味
他人の欠点・悪事・悪口などを取り上げて非難しても、その汚れや悪い評判は自分には及ばない、という意味。自分は傷つかないという気持ちで人を悪く言う際の、やや利己的・冷淡な考え方を表す。由来
「垢」は本来、体につく汚れを指し、そこから欠点・悪行・悪評・悪口などの比喩としても使われた。「他人の垢」をあげつらっても、それは自分の身には付着しないというたとえから生まれたことわざである。特定の出典や成立した年代・時代は明確ではない。備考
現代の日常会話ではあまり使われない古風な表現。人を中傷しても自分は無傷だという発想を表すため、肯定的な教訓としてよりも、批判的・皮肉な文脈で用いられやすい。例文
- 彼は「人垢は身につかぬ」とでも言うように、競争相手の失敗を面白がって言い立てた。
- 陰で同僚を悪く言うのは、人垢は身につかぬという考え方かもしれないが、聞く人からの信頼を失う。
- 人垢は身につかぬと軽く考えず、他人の欠点を話題にする前に自分の言葉を省みるべきだ。
類義語
- 我関せず
- 他人事