他人の飯を食わねば親の恩は知れぬ
読み方
たにんの めしを くわねば おやの おんは しれぬ意味
親元を離れ、他人の家や社会で働いたり世話になったりして苦労を経験しなければ、親に育ててもらったありがたさや深い愛情は本当には理解できない、という意味。自立や社会経験の大切さを説くことわざ。由来
正確な成立年・出典は明らかではない。古くから、子どもが親元を離れて奉公や仕事をし、他人の世話になったり生活の苦労を知ったりすることで、親の恩を実感するという生活観に基づいて広まったことわざである。近世以降の奉公・出稼ぎなどの社会習慣とも結び付けて理解される。備考
「他人の飯を食う」は、単に外食することではなく、親元を離れて他人の世話になったり社会で苦労したりする意。現在は自立を促す文脈で用いるが、家庭事情への配慮を要する場合もある。例文
- 一人暮らしを始めて家事も生活費も自分で負担するようになり、他人の飯を食わねば親の恩は知れぬという言葉を実感した。
- 息子には少し厳しい環境でも社会経験を積んでほしい。他人の飯を食わねば親の恩は知れぬと言うからだ。
- 海外で働き、困ったときに周囲に助けられたことで、他人の飯を食わねば親の恩は知れぬと改めて感じた。
類義語
- 可愛い子には旅をさせよ
- 親元を離れて初めて親の恩を知る
- 苦労は買ってでもせよ
対義語
- 親の脛をかじる
- 親の七光り