何でも来いに名人なし
読み方
なんでも こい に めいじん なし意味
どんなことでも引き受けられるという人は、広く浅く手を出すだけになりやすく、特定の分野で本当の名人・達人になることは難しい、という意味。何事にも通じるより、一つのことを深く極めることの大切さをいう。由来
「何でも来い」は、どのような事柄・相手でも受けて立つという意味の表現。「名人なし」と結び付け、何でも扱おうとする人には一芸を極めた名人はいない、という教訓にしたことわざである。成立した正確な時期や典拠は明確ではない。備考
「何でもできる人」を全面的に否定する言葉ではなく、専門性や熟達の重要さを強調する表現。相手の能力を低く評価する響きがあるため、直接人に向けて使う際は注意が必要。例文
- 仕事を何でも一人で引き受けているが、何でも来いに名人なしというように、まずは専門分野を一つ定めて磨いたほうがよい。
- 彼は多くの楽器を少しずつ演奏できる。しかし、何でも来いに名人なしで、どれも演奏家と呼べるほどではない。
- 新人には幅広い経験も必要だが、何でも来いに名人なしともいうから、将来は得意分野をつくるべきだ。
類義語
対義語
- 一芸に秀でる者は多芸に通ず
- 多芸多才