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信なくば立たず

読み方

しん なくば たたず

意味

人々からの信頼がなければ、国家・組織・人間関係などは成り立たず、維持もできないという意味。特に、政治を行う者や組織を率いる者にとって、民衆・顧客・部下などから信頼されることが不可欠である、という教えを表す。

由来

中国の儒教の経典『論語』「顔淵」篇にある孔子の言葉「民無信不立(民、信なくば立たず)」に由来する。孔子は紀元前551年頃~紀元前479年頃の人物で、『論語』はその後、紀元前5世紀から紀元前3世紀頃にかけて弟子たちによって編纂されたとされる。日本では「信なくば立たず」の形で、信頼の重要性を説くことわざ・格言として用いられる。

備考

「立たず」の「立つ」は、物理的に立つことではなく、「成り立つ・存続する」の意。政治・経営・商取引・人間関係など、信頼が基盤となる場面で使われる。

例文

  • 企業が長く発展するには、顧客からの信頼が欠かせない。まさに信なくば立たずだ。
  • 政治家は約束を守り、国民の信頼を得なければならない。信なくば立たずという言葉を忘れるべきではない。
  • 小さなうそでも繰り返せば取引先の信用を失う。事業は信なくば立たずである。

類義語

  • 民信なくば立たず
  • 信は万事の本
  • 信義を重んじる

対義語

  • 信義に背く
  • 背信行為
  • 不信を招く

このことわざに使われている漢字