借りる時の地蔵顔返す時の閻魔顔
読み方
かりる とき の じぞうがお かえす とき の えんまがお意味
金を借りるときには、相手の同情を誘うような穏やかでへりくだった顔をするのに、返済を求められると急に怒ったり怖い顔をしたりする人のこと。借り手が返済を嫌がり、貸し手に対して横柄な態度を取ることを皮肉っていう。由来
正確な初出や成立年は明らかではないが、江戸時代(17〜19世紀)に広まった「いろはかるた」の文句として知られる。「地蔵」は慈悲深く穏やかな顔、「閻魔」は死者を裁く恐ろしい顔の象徴であり、借りる時と返す時で態度が正反対になる様子を対比している。備考
地蔵は慈悲深い表情、閻魔は地獄で死者を裁く恐ろしい表情の象徴。主に金銭の貸し借りで用い、借り手を強く非難・皮肉る響きがあるため、本人に直接言う際は注意が必要。例文
- 彼は借金を申し込むときは丁寧だったのに、返済の話をすると怒り出す。まさに「借りる時の地蔵顔返す時の閻魔顔」だ。
- 友人同士でも、お金の貸し借りでは「借りる時の地蔵顔返す時の閻魔顔」にならないよう、返済の期限を決めておこう。
- 貸した金を返してほしいと言っただけで不機嫌になるとは、「借りる時の地蔵顔返す時の閻魔顔」という言葉どおりだ。
類義語
- 借る時の地蔵顔、返す時の閻魔顔
- 借りる時は地蔵顔、返す時は閻魔顔
対義語
- 借りたものは返す
- 義理を欠かない