借り着より洗い着
読み方
かりぎ より あらいぎ意味
他人から借りた立派な着物を着るよりも、たとえ古くて洗いざらしになった自分の着物を着るほうが気楽でよい、という意味。転じて、身分不相応な借り物に頼るより、質素でも自分に合った自分のものを大切にするほうがよいことをいう。由来
成立した正確な年代や最初の出典は明らかではない。着物が日常生活の重要な品であった時代に生まれた、庶民の生活感覚に基づくことわざと考えられる。「借り衣より洗い衣」ともいい、借りた衣服の窮屈さ・不自由さと、自分の古い衣服の着心地のよさを対比している。備考
「洗い着」は、洗いざらしになった自分の衣服を指す。衣服に限らず、借り物の見栄よりも、自分の身の丈に合ったものを選ぶ場面で用いる。例文
- 高価な礼服を無理に借りるより、手持ちのきちんとした服で出席しよう。借り着より洗い着というからね。
- 新しい家電を見せびらかすために借金をする必要はない。借り着より洗い着の気持ちで、今ある物を大事に使おう。
- 彼は有名ブランドを借りて身に着けるより、自分に似合う服を選んだ。まさに借り着より洗い着だ。
類義語
- 借り衣より洗い衣
- 借り物より持ち物