元の木阿弥
読み方
もと の もくあみ意味
一時的に良くなったり、ある状態から抜け出したりしたように見えても、結局は以前の状態、特に以前の悪い状態へ戻ってしまうこと。「努力が無駄になって元通りになる」という残念なニュアンスで使われる。由来
戦国時代の武田信玄にまつわる伝説が由来とされる。信玄が1573年に亡くなった後、死を秘密にするため、容貌が似ていたとされる「木阿弥」という人物を影武者にして、約3年間信玄の身代わりをさせたという。役目を終えた木阿弥が元の身分に戻ったことから、一度変わったものが以前の状態に戻る意味になったとされる。ただし、この話の史実性には諸説ある。備考
「元の木阿弥になる」「元の木阿弥だ」の形でよく使う。単に元へ戻る場合よりも、改善・変化が失われて以前の好ましくない状態へ戻る場合に用いることが多い。例文
- せっかく生活習慣を改善したのに、夜更かしを再開したら元の木阿弥だ。
- 新しい制度を作っても運用が徹底されなければ、すぐに元の木阿弥になってしまう。
- 禁煙に成功したと思ったが、ストレスでまた吸い始めては元の木阿弥である。
類義語
- 振り出しに戻る
- 逆戻りする
- 元に戻る
- 元のさやに収まる
対義語
- 一歩前進
- 発展
- 進歩
- 立身出世