兄弟は他人の始まり
読み方
きょうだい は たにん の はじまり意味
兄弟姉妹は同じ親から生まれても、成人して結婚・独立すればそれぞれ別の家庭や利害を持つため、しだいに他人のような関係になり得るという意味。特に相続や金銭などが関わる場面で、血縁であっても遠慮や礼儀を欠かしてはいけないという戒めとして用いる。由来
正確な初出や成立時期は明確ではないが、近世(江戸時代)から伝わることわざとされる。兄弟姉妹も成長後には別々の家・家庭を持ち、親子ほど直接的な結び付きではなくなるという、当時の家族観や相続をめぐる現実を背景に生まれた表現と考えられている。備考
兄弟仲が必ず悪くなるという断定ではなく、血縁に甘えず互いを尊重すべきだという現実的な戒め。冷淡・悲観的に響くこともあるため、相手や場面に配慮して用いる。例文
- 遺産分割をめぐる話し合いでは、「兄弟は他人の始まり」ということわざを思わせるほど、意見が対立した。
- それぞれ独立して家庭を持てば、兄弟は他人の始まりともいうから、適度な距離と礼儀を大切にしたい。
- 「兄弟は他人の始まり」と決めつけず、困ったときには互いに助け合える関係でいたい。
類義語
- 兄弟は他人
- 親しき仲にも礼儀あり
対義語
- 兄弟は手足のごとし
- 兄弟は一心同体