先の雁より後の鴨
読み方
さきのかり より あとのかも意味
先に現れた雁よりも、後から来る鴨のほうが獲物として得だとすることから、目の前の機会より、後から得られるより有利な機会や利益を選ぶほうがよい、というたとえ。すぐに決めず、よりよい条件を待つ意味でいう。由来
雁や鴨を獲物とする狩猟の場面に基づくたとえとされる。先に飛来する雁より、後から来る鴨をねらうほうが得策であるという発想から生まれた表現である。成立した時代や文献上の初出は明確ではない。備考
日常会話ではあまり頻出しない、やや古風なことわざ。後の機会が必ず有利とは限らないため、欲張って目の前の好機を逃すという含みで用いられることもある。例文
- 二つの取引先を比べ、社長は「先の雁より後の鴨だ」と言って、後から好条件を示した会社との交渉を選んだ。
- 最初の縁談を急いで受けず、もう少し話を聞いてから決めようというのは、先の雁より後の鴨という考え方だ。
- 先の雁より後の鴨と期待して返事を延ばしたが、結局、後の話はまとまらなかった。