先んずれば人を制す
読み方
さきんずれば ひとを せいす意味
人より先に行動を起こせば、相手より有利な立場に立ち、主導権を握ることができるという意味。物事では、ためらって後手に回るよりも、機会を見て先手を打つことが重要だという教え。由来
中国の歴史書『史記』の「項羽本紀」にある句「先即制人、後則為人所制(先んずればすなわち人を制し、後るればすなわち人に制せらる)」に由来する。秦末・楚漢戦争期(紀元前206年ごろ)の情勢を述べた言葉で、『史記』自体は前漢の司馬遷が紀元前1世紀ごろに編纂した。備考
主に競争、交渉、仕事、戦略などで、先手を取る重要性をいう。相手を力で支配するというより、「主導権を握る」の意で用いられる。対句として「後るれば人に制せらる」がある。例文
- 市場の変化が速い業界では、先んずれば人を制すという意識で新製品を開発する必要がある。
- 彼は競合他社より先に顧客の要望を聞き取り、先んずれば人を制すを実践した。
- 災害時は情報収集を急ぎ、先んずれば人を制すの姿勢で避難を始めることが大切だ。
類義語
- 先手必勝
- 機先を制する
- 先手を打つ
- 先んずる者は人を制す
対義語
- 後るれば人に制せらる
- 後手に回る
- 後手を踏む