先祖に似ぬ子なし
読み方
せんぞ に にぬ こ なし意味
子どもには、容姿・性格・才能・行動の傾向など、先祖や親から受け継いだ特徴が現れるものであり、先祖とまったく似ていない子はいない、という意味。家柄や血筋の影響をいう場合にも用いる。由来
血縁者の間に容姿や気質などの共通点が見られるという、古くからの生活実感をもとにしたことわざである。特定の作者や初出資料、成立した正確な年は明らかではないが、近世以前から伝わる表現と考えられている。備考
現代では、遺伝や家柄だけで性格・能力・将来を決めつける表現にならないよう注意が必要。褒め言葉や、親子・祖先との共通点を親しみを込めて述べる際に使われることが多い。例文
- 娘さんの細やかな気配りはお母さん譲りだね。先祖に似ぬ子なしというが、本当によく似ている。
- 祖父も父も手先が器用で、息子も工作が得意だ。先祖に似ぬ子なしとはこのことだ。
- 彼が祭りの世話役を進んで引き受けたのは、地域に尽くした祖父に似たのだろう。先祖に似ぬ子なしだ。
類義語
- 蛙の子は蛙
- 子は親に似る
- 血は争えない
- 瓜の蔓に茄子はならぬ