漢字辞典.com

検索
兵は詭道なり

読み方

へい は きどう なり

意味

戦争や戦いでは、敵を欺き、こちらの本当の兵力・作戦・意図を見せないことが重要である、という意味。勝つためには、策略や偽装などを用いて相手の判断を誤らせる必要があるという考えを表す。

由来

中国の兵法書『孫子』の「始計篇」にある「兵者、詭道也(兵とは詭道なり)」に由来する。『孫子』は春秋時代末から戦国時代初期、一般に紀元前5世紀ごろの孫武によるものと伝えられる。「詭道」は、人を欺くための策略・いつわりの方法を意味する。

備考

本来は軍事・兵法についての言葉である。日常の人間関係や商取引で相手を不当にだますことを正当化する表現ではない。書き言葉的で、引用として用いられることが多い。

例文

  • 指揮官は「兵は詭道なり」という言葉どおり、兵力を別の場所に集めているように見せかけた。
  • 相手に作戦を読まれないためには、兵は詭道なりという発想で情報を慎重に扱う必要がある。
  • 彼はこの交渉を戦いにたとえ、兵は詭道なりと言って相手の出方を探ろうとした。

類義語

  • 兵は詐を厭わず
  • 戦いは騙し合い

対義語

このことわざに使われている漢字