利に非ずんば動かず
読み方
り に あらずんば うごかず意味
自分に利益があることでなければ行動しない、という意味。利益・損得だけを判断基準にして動く人や態度を、批判的または皮肉にいうことが多い。由来
「利」は利益、「非ずんば」は古語・漢文調の表現で「そうでなければ」を意味する。「利益にならなければ行動しない」という人間の利己的な傾向を端的に表したことわざである。中国古典の特定の一文を直接の出典とする定説や、明確な初出年代は確認されていない。備考
「非ず」は「あらず」と読む漢文調の表記。人の損得勘定を批判する文脈で用いられることが多い。日常会話では「利益にならなければ動かない」と言い換えるのが自然な場合もある。例文
- 彼は会社の方針より自分の報酬を優先し、まさに利に非ずんば動かずという態度だ。
- 地域のための活動なのに、利に非ずんば動かずでは協力者は集まらない。
- 取引先を選ぶ際に利に非ずんば動かずではなく、長期的な信頼関係も大切にしたい。
類義語
- 利を見ては義を忘る
- 損得ずく
- 利に敏い
対義語
- 義を見てせざるは勇無きなり
- 損して得取れ