創業は易く守成は難し
読み方
そうぎょう は やすく しゅせい は かたし意味
事業や組織、国家などを新しく立ち上げることも容易ではないが、いったん築いたものを衰えさせず、長期にわたって維持・発展させることは、さらに難しいという意味。成功した後こそ、気の緩みや環境の変化に注意し、努力を続ける必要があるという教え。由来
中国・唐代の政治書『貞観政要(じょうがんせいよう)』に由来する。唐の太宗(在位627~649年)が、創業と守成のどちらが難しいかを臣下の房玄齢・魏徴に問うた故事がもとになっている。房玄齢は創業が難しいとし、魏徴は、成功後は人が安逸に流れやすいため守成のほうが難しいと説いた。日本ではこの故事を踏まえたことわざとして定着した。備考
「創業」は新たに事業・国家などを築くこと、「守成」は築いた基盤や成果を守り、発展させること。企業経営だけでなく、組織運営、政権維持、人間関係などにも用いられる。例文
- 会社を立ち上げて軌道に乗せた後が本当の勝負だ。創業は易く守成は難しというように、品質と信頼を守り続けなければならない。
- 選挙で政権を取るだけでなく、国民の信頼を保ちながら政治を行うのは難しい。まさに創業は易く守成は難しである。
- 先代が築いた店の評判を落とさないよう、後継者は日々改善を重ねている。創業は易く守成は難しを実感する仕事だ。
類義語
- 守成は創業より難し
- 得るは易く守るは難し