医者の薬も匙加減
読み方
いしゃ の くすり も さじかげん意味
どんなによい薬でも、患者の体質や病状に応じて量・用い方を適切に調整しなければ効果が出ず、かえって害になることもあるということ。転じて、物事は内容そのものだけでなく、程度や扱い方の加減が重要だというたとえ。由来
薬を調合・服用させる際、医者が匙(さじ)で薬の量を量り、患者の状態に合わせて加減したことに由来する表現です。成立した正確な年代や初出文献は明確ではありませんが、匙で薬を量る医療・薬種の慣行を背景として生まれたことわざと考えられます。備考
「匙加減」は本来、匙で量る薬の分量を調節すること。現在は、対応・処置・指導などの程度をうまく調整するという比喩で広く使われます。例文
- 同じ薬でも子どもと大人では量を変える必要がある。まさに医者の薬も匙加減だ。
- 部下を褒めることは大切だが、褒めすぎれば気が緩むこともある。医者の薬も匙加減というように、適度さが肝心だ。
- 新しい制度は内容がよくても、一度に導入すると現場が混乱する。医者の薬も匙加減で、段階的に進めよう。
類義語
- 過ぎたるは及ばざるが如し
- 薬も過ぎれば毒となる
- 匙加減