千里の馬も蹴躓く
読み方
せんり の うま も けつまずく意味
千里を走れるほど優れた駿馬であっても、時にはつまずくことがある、という意味。転じて、どれほど能力・経験のある人でも、失敗や間違いをすることはあるというたとえ。人の一度の失敗だけを理由に、その人の実力全体を否定すべきではないという含みで用いる。由来
「千里の馬」は、一日に千里を走るとされるほど優秀な駿馬を指す。そのような名馬でさえ足を取られてつまずくことがある、という事実を人間の失敗にたとえた表現である。特定の古典文献を出典とすることや、成立した時代は明確ではない。備考
「千里の馬」は千里を走るほどの駿馬のこと。「蹴躓く」は「躓く」とも書き、通常はひらがなで「けつまずく」と表記されることも多い。相手の失敗を責めたり、からかったりする響きにならないよう注意する。例文
- 経験豊富な部長が見積もりを誤ったが、千里の馬も蹴躓くという。
- 一度のミスだけで彼女の実力を疑うのは早い。千里の馬も蹴躓くではないか。
- 私も発表で数字を取り違えた。千里の馬も蹴躓くというが、次回は確認を徹底しよう。
類義語
- 猿も木から落ちる
- 河童の川流れ
- 弘法にも筆の誤り
- 釈迦にも経の読み違い
- 千慮の一失